「ひつじのショーン」の歌詞の和訳

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こんにちは。

今回は、アニメ『ひつじのショーン』のオープニング曲の歌詞を和訳してみます。

結論を書くと和訳は以下です。

辛いことがあっても笑い飛ばしちゃえ。そしたら人生は最高のご褒美だよ。
そして、君がたとえ今うまくいっていなくても、いつか必ず成功する。

どうしてこんな風な訳になるのか、歌詞を見ていきましょう。

はじめに

ひつじのショーン(Shaun the Sheep)はイギリスのアードマン・アニメーションズ社が製作するクレイアニメで、世界170カ国で人気があります。

日本でもEテレで放送されており、オープンニングテーマでは石井竜也さん・タトーシープスさんの和訳された曲が流れます。

今回は原曲の英文の歌詞を参考に、筆者が和訳してみます。

ひつじのショーンの歌詞の直訳

まずは、直訳をしてみました。

He’s Shaun the Sheep
He even mucks about with those who cannot bleat
Keep it in mind
He’s one of a kind
Life’s a treat with Shaun the Sheep

He’s Shaun the Sheep
He’s Shaun the Sheep
He doesn’t miss a trick or even lose a beat
Perhaps one day
You’ll find a way to
Come and meat with Shaun the Sheep
Come and bleat with Shaun the Sheep

出典:AARDMAN ANIMATIONS LTD(TV版より抜粋)

以下が直訳した和訳となります。

ひつじのショーン
彼は、メーと鳴けないやつもいじっちゃうよ
覚えておけ
彼は唯一無二の存在だ
人生は最高のご褒美だよ、ショーンと一緒ならね

ひつじのショーン
ひつじのショーン
彼はチャンスを逃すこともなければ、賭けに負けることもない
いつの日かきっと君も見つけるだろう
ショーンの元に来て、ショーンに会う方法を
ショーンの元に来て、一緒にメーと鳴く方法を

※単語の意味やイディオム、文法は本記事の末尾に記載してあります。
※「ひつじのショーン」の曲はフルバージョンもあるようですが、上記はTV版の抜粋になります。

前半部分を意訳すると?

歌詞の前半は、Life’s a treat(人生は最高のご褒美だ)とあるように、人生を肯定する内容ですね。

ただし、with Shaun the Sheep(ショーンと一緒なら)ですが笑

ショーンと一緒なら、はどういうことかと言えば、単純に捉えるなら『ひつじのショーン』という作品を見れば、楽しくて笑えるよ、と捉えられます。

あるいは
He even mucks about with those who cannot bleat.
(彼は、メーと鳴けないやつもいじっちゃうよ)

という部分がありますが、この「メーと鳴けないやつも」を「どんなことでも」と言い換えるなら、

ショーンはどんなことでもいじって笑いに変えられる
そんなショーンと一緒なら、人生は最高のご褒美だよ

となります。

さらに意訳するなら、

辛いことがあってもそれを笑い話に出来るなら人生は最高のご褒美さ。

とか、

まじめ腐らずに面白おかしく生きようとすれば人生は最高のご褒美さ。

となるかもしれませんね。

さらに、続く歌詞のKeep it in mind(覚えておけ)も、ショーンのことを覚えておけ、というのと同時に、
上で書いたようなクヨクヨせずに何でも笑い飛ばせるようなマインドを忘れずに大事にしてね、という意味にとらえられるかもしれません。

後半部分を意訳すると?

続いて後半のHe doesn’t miss a trick(彼はチャンスを逃すこともなければ…)以降を意訳してみます。

世の中には二種類の人間がいます。

ショーン側の人間と、ショーン側ではない人間です。

ショーン側の人間は、チャンスを逃さず、賭けにも絶対に勝ちます。

一方でショーン側でない人間は、いつもチャンスを逃して、賭けにも負けてしまいます。

たとえあなたが今ショーン側でなくても、いつの日かきっと、ショーン側に来れるよ、その方法を見つけるよ、というのが歌詞のメッセージだと思います。

うまくいっていない人、ついてない人を励ます歌ですね。

「ひつじのショーン」を和訳すると?

辛いことがあっても笑い飛ばしちゃえ。そしたら人生は最高のご褒美だよ。
そして、君がたとえ今うまくいっていなくても、いつか必ず成功する。

これが、ここまでの内容を踏まえた和訳です!

まとめ

今回は是非ともひつじのショーン好きとして、原曲の歌詞はどう書いてあるのかが気になり、今回の和訳をしてみました。

筆者自身は、イギリス英語に対して深い知識はなく文化的背景なんかも分かっていないのです。

ですが、作品の内容も鑑みてきっと、笑いで人生を肯定していこう、そんなニュアンスなんじゃないかと思いました。

それではまた、次回。

参考

和訳時の単語、イディオム

mucks about: からかう、いじる、笑い者にする
bleat: メーと鳴く
keep it in mind: 覚えておく
one of a kind: 唯一無二の
a treat: ご褒美
not A or B: AもBもしない
miss a trick: チャンスを逃す
lose a beat: 賭けに負ける

この記事を書いた人

都内私立大学を卒業→大学院進学→メーカーに就職←イマココ、のアラサーブロガー。高校3年生の現代文の授業で、『舞姫』(森鴎外)の解説を受けてから文学にハマり、以降文学書を読み漁る。好きな作家は村上春樹、夏目漱石、太宰治。
いろんな作品の考察や感想を書いていきます。たまに書評も。

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